METAL BUILD ゼータガンダム 『機動戦士Zガンダム』 レビュー
■METAL BUILD MSZ-006 ゼータガンダム レビュー
(PR)
豪華クリエイター陣による新たな合金可変完成品「METAL BUILD ゼータガンダム」が登場。
『機動戦士Zガンダム A New Translation』にてメカニカル作画監督を務めた仲 盛文氏をスタイリングアドバイザーに迎え、豪華クリエイター布陣による、新たな合金可変完成品「ゼータガンダム」が登場。
劇中を思わせる美しいウェイブライダー形態に加え、ビーム・ライフルの伸縮/懸架や脹脛スラスターカバーの展開等、
新たな試みも多数に盛り込んだMETAL BUILDならではの"新訳"ゼータガンダムを体感せよ。
発売:2025年4月 価格:44,000円(税10%込)
来ました!来ました!
メタルビルドブランドでゼータガンダムが発売!
超カッコイイ出来!最高ですよっ!
パッケージ&中身


■付属品
本体、交換用手首8種、ビーム・ライフル、頭部予備アンテナ(可動)、頭部予備アンテナ(固定)、グレネード・カートリッジ×2、ビーム・サーベル刃×2、シールド、シールドジョイント

台座、WR支柱、WRサポート、ディスプレイジョイント、ディスプレイジョイント(クリア・予備)

■本体
フロント

全高:約20cm
ノンスケールモデルですがほぼ1/100スケールサイズ。
アレンジが多いメタルビルドブランドの中でも、今回アレンジは抑えて標準的なスタイルに落とし込んでいる印象。
今まで幾つものゼータガンダムが立体化されて来ましたが、光沢感のある塗装が施され、ガッシリとした体形で重量感がある物は新鮮な感じです。
実際手にした時のずっしり感はダイキャストフレームとなる超合金モデルならでは。
当初、購入前に商品画像を見た時は頭部が大きめかなと思っていましたが、実物はあまり気にならない感じでした。
画像で見るのと実際に目の前で見るのとでは少し印象が異なりますね。
それよりも個人的に気になる点を挙げるとしたら、腰部フロントアーマが小さめなのと、胴体が寸詰まり気味に感じるところ。
これは股関節付け根の位置をもう少し下げるか太腿の長さがもう少し長めだと理想のプロポーションになると思いました。
今回アレンジは控え目でプロポーションは普通ですが、細部にはメタルビルドらしいディテールが施され精密感のあるフォルムとなっていますね。


リア


それと気付き難い箇所ですが、開封後に腰部サイドアーマーの位置は調整する必要があります。
開封直後のデフォルトでは画像左側、正しくは中央、好みで右側に調整可能です。

開封直後は上になっている腰部サイドアーマー(サイドスカート)が約5mm程下がります。
可動時の干渉とならない様な位置になります。

頭部
シャープな造形に塗装精度も良好でかなりイケメンな感じです。
新訳劇場版Zガンダムの顔に近い印象ですね。

頭部の可動は左右へは首振りはあまり出来ない感じですが、顎引き、上を向く動作は十分。

可動域は十分。

関節保持力は良好。個体差はあるでしょうがかなり固めな感じ。
肘、膝関節は約180度可動。
膝を曲げると膝アーマーと膝裏フレームが連動するギミックを搭載。

足首も前後左右に可動。
肩部装甲は上に上げる事が可能。
ウェイブライダー(WR)形態の変形時に可動させる機構ですが、腕を上げる等の可動域の確保にも有効。

肩部は前方にスイング可能。

ビーム・ライフルやハイパー・メガ・ランチャーを構える際に有効。
腰の回転可動が優秀。

腰部フロントアーマーとリアアーマーのロックを外す事で装甲の干渉を防いで余裕が出来、かなり腰の回転が可能となります。
シールド

伸縮ギミックを搭載。
中央のランディングギアが上と下の溝でカチッとロック可能。
シールド基部は可動軸があり向きを変更可能。
腕部への固定保持力も良好。
また、シールドジョイントを付けると腕部取り付け位置を変更して装備可能。

ビーム・ライフル

ビーム・ライフルは伸縮展開が可能。
Eパックは取り外しが可能。
ストック部を縮めるとカメラ部分が畳まれる連動ギミックを搭載。
ビーム・サーベル

腰部サイドアーマーに収納可能。
ビーム・サーベル刃を付けて交換用手首で装備可能。
グリップ力も良好。
グレネード・ランチャー

グレネード・カートリッジを付けて後ろにスライドさせるとハッチが展開する連動ギミックを搭載。
ウイングバインダーにはジョイントを引き出すことでビーム・ライフルをマウント可能。

ウイングバインダーと腕部にマウント可能。
保持力は良好。

ロング・ビームサーベル

ビーム・ライフルの前後にサーベルエフェクトを装着可能。
■武器装備

無茶苦茶カッコイイですね。
外見はシールドの穴が開いたままなのがちょっと気になる所ですが(笑)
ディスプレイジョイントを股関節下に取り付けて専用台座にてディスプレイが可能です。
ビーム・ライフルとシールドの固定、保持力も良好です。
付属品が少なく武装はシンプルですね。
別売りのハイパー・メガ・ランチャーも最初から付属しておいて欲しかった所でしょうか。

■ウェイブライダー形態(WR)
ウェイブライダーへの完全変形を再現。
※変形プロセスを説明する前に注意点。
個体差だと思いますが、股関節の可動が非常に固い場合があるので、予め関節を動かして慣らしておくと良いです。
実際自分の持ってる個体は滅茶苦茶固かったです。

まずフロントスカートとサイドスカートを干渉しないように広げておき、両脚を回転させて上げます。
そして、ゆっくりと力を加えて左右に広げます(この動作にかなり力が必要です)。
この左右に広げる動作を2~3回程繰り返しておくと変形時に多少スムーズになります。
詳しくはバンダイスピリッツのお客様サポートで説明されています。
https://support.bandaispirits.co.jp/s/article/2025042501
変形難易度ベリーハード
さて、変形させていきますが、変形難易度が非常に高いです。
位置調整とコスレ注意の箇所が多くてかなり大変です。
まず頭部アンテナを畳み、肩部のロック、フロントアーマーのロックを解除。
ロックを解除すると胸部装甲を前方にスライド可能。

胸部装甲を上げて、腕部は斜め下にスライド。このスライド可動は新しい機構ですね。

腕部をスライドさせる事でロックが解除されて頭部を下に動かして胴体に収納可能。
頭部を下に動かすと腹部がたたまれる連動ギミックを搭載。

腕部を前方にたたんで移動。

ウイングバインダーのロックを外して・・・。

・・・ウイングバインダーを回転。
ダイキャストのアームの凹凸を合わせて固定。

腰部リアアーマーのロックを外して後ろに展開。
上半身を後ろに倒すと腹部フレームが連動して引き出されます。

リアスカートをクランク移動して背中の凹部に固定、スタビライザーを下げて凹凸部をロック。

サイドスカートとフロントスカートを干渉しないように展開。

股関節を45度まで広げて、大腿部のロックを解除(太腿は広げるとガチャっと音がして解除されます)。
ここの股関節の可動と太腿のロック解除は固めなので注意です。

腕部をたたんで股関節と脚部の間に収納。

この時、肩部装甲は上にクランク移動し、肩部カバーを矢印の様に折り畳みます。
若干肘関節を曲げておくのがポイントです。

腕部はウイングバインダー内に収納する為コンパクトにしておくのが重要となります。
肘を曲げずにまっすぐなままだとバインダー内に上手く収納されません。
ウイングバインダーをコスレに注意しながら前面に移動。

ウイングバインダーを横に拡幅してバインダー内部に腕を収納。
上にあるシールドロック用の爪を引き出し、下は腰中央フロントアーマーの内側に潜らせる位置まで移動。
(バインダーの位置調整はシールドと固定する時でもいいです)

横から見るとこんな感じになります。

太腿付け根を更に斜め上の位置まで曲げて、腰部サイドアーマーと凹凸部をロック。

足首をたたんで上にスライドして脚部に収納。
すると膝アーマーストッパーのロックが解除されます。
ストッパーのロックが解除されると膝ブロックをクランク状に折り畳む事が可能になります。

踵のカバーを起こすとバーニアが露出。
これは今までにないギミックで面白いですね。

脹脛部にあるフェアリング装甲を開き、膝ブロック下の関節軸を曲げて・・・。

・・・膝ブロックをクランク状に曲げてコンパクトに折り畳めます。

脹脛装甲をスライドさせるとバーニアが露出し、展開していたフェアリング装甲を膝アーマーにかぶせます。

シールドとの固定は、まずシールド下部のジョイントを引き起こしボディ腹部の凹部に接続。
続いてシールド上部とコックピットブロックの凹凸部を接続。

シールドを矢印の方向にスライドさせるとロックが掛かります。
そして、シールドとウイングバインダーの計6箇所の凹凸部を固定。
この時ウイングバインダーが腰中央スカートとフロントスカートの間に入る感じの位置で固定します。

3か所のランディングギアを引き出し、左右ウイングを展開。

スタビライザーのカバーを開いて、ビーム・ライフルを装着可能。

ディスプレイ用にウェイブライダーの下にWRサポートを敷きます。
飾る時はWRサポートがないとそのままだと安定しません。

ウェイブライダー形態完成。
出来た~~~、ようやく変形完了しました。

変形機構が複雑且つ、固い関節、シビアなクリアランスと位置調整。
今までいくつものゼータガンダムの変形キットやモデルを触ってきましたが特に難易度が高い印象でした。
塗装のコスレやハガレを気にしながらというのもありますが。
初めて変形させた時は説明書を睨みながら完了するまで約1時間以上掛かりました(笑)
でもある程度関節が馴染んで来て、変形方法を覚えると約10~20分位で変形が出来る様になる感じですね(それでも結構大変ですが)。
マジで大変、変形難易度Sクラス!(笑)
今回メタルビルドオリジナルギミックとしてテールスタビライザーの展開、脚部スラスターカバーの展開ギミックが搭載されてます。
スタビライザーをスライトさせるとバーニアが展開する連動ギミック。
脚部は脛外装のエアブレーキを開く事が可能です。

WR支柱を用いて専用台座でディスプレイ可能。
台座との固定、安定性は良好。

WR形態はあらゆる箇所でロックが掛かるのでかなり綺麗なフォルムを形成。
ロックが掛かるのでぐらつく事もなく、変形は大変でしたがこれまでの変形モデルの中でも抜群の安定性を誇りますね。
ウェイブライダーも格好良いですね!




比較画像
MG ゼータガンダムVer.Ka、METAL BUILD ゼータガンダム、MG ゼータガンダム Ver.2.0を並べて。

スケールサイズはほぼ1/100ですが、プロポーションバランスや細部は結構異なっています。
可変型MS故に精密なパーツで構成されるZガンダムですが、メタルビルドはがっしりとした体形且つ超合金な恩恵で安定性が高く、ガシガシ動かしたり変形させて遊べるのが長所だと思いました。
プラモデルだとあくまでもプラなので強度や変形させた後のぐらつきが結構ある所。
一方メタルビルドは塗装済み完成モデルなので塗装のコスレやハゲが発生するのを覚悟しないといけません。
どれも格好良く一長一短で好みが分かれる所でしょうか。
いや~Zガンダムっていいですね(^^
以下、適当に。










遂に発売されたMETAL BUILD ゼータガンダム。
今回はアレンジは控えめで標準的なスタイルとなっておりますがしっかりとした作りでMS形態、WR形態の完全変形を再現。
精密なディテールが施された造形は見所満載で、金額は高めですが遊びがいのある出来となっている印象です。
商品画像では頭が大きい印象でしたが実物を手にして見るとあまり気にならない感じでした。
プロポーション等で敢えて気になる点を挙げるとフロントスカートの小ささと胴体が寸詰まり気味といった所でしょうか。
外観は光沢感のある塗装が施されており、特徴的なダイキャストフレームとの相乗効果で重量感があります。
個体差はあるでしょうが、塗装精度、関節保持力もかなり固めですが良好。
可動域も十分で様々なアクションポーズが可能です。
付属の武装はシンプルなので、別売りのハイパー・メガ・ランチャーも最初から付けておいて欲しかったですね。
特筆すべきはやはりウェイブライダーへの完全変形ギミック。
変形機構は複雑で良くも悪くも難易度の高さがあるのでよく理解して遊ぶのが良いと思います。
注意点はあるものの造形は見惚れる程素晴らしい出来栄えなので満足感の高い最高の逸品だと思いました。
以上、
METAL BUILD ゼータガンダム レビューでした。

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この記事へのコメント
あみあみで抽選惨敗したやつだ!w
なんとなく予想はしてたんですが変形が複雑そうですね、ほんと💦
しっかしやっぱZガンダムのデザインは歴代ガンダムの中じゃ一番ですね。
コメントありがとうございます。
今回出荷数はシリーズの中でも結構多めな印象でしたがそれでも人気なMSですし抽選は運に左右されちゃいますよね。
変形はプラモもそうですがZガンダムの性ですねもうw
私もZガンダムはνガンダムよりも好きですw